2022/08/26

報告年月日 2022/08/08
報告者区分 製造販売業者

発現の要因

1

医薬品名 シンパリカ40
製造販売業者名

ゾエティス・ジャパン株式会社

医薬品区分 生物学的製剤以外
一般的名称又は主成分
  • 01:サロラネル
投与者 動物の所有者

投与年月日等

No. 投与期間 投与経路 投与量
1 2022/07/25 経口投与 1錠剤
投与前の保管状況 不明

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 1頭羽/1頭羽
種類
品種 ウィペット
メス
生殖状態 避妊・去勢済み
生理状態 不明
年齢 実測 47月
体重 実測 13.6kg
投与する前の診断名又は投与目的 ノミ・マダニの駆除
投与したときの健康状態 不良
既往歴 突発性てんかん
副作用歴 当該製品;あり(投与2~3回に1回の確率で投与翌日から数日以内にてんかん発作が発現)
当該製品以外:あり(イソオキサゾリン系駆虫薬投与後投与翌日から数日以内にてんかん発作発現)
医薬品の投与歴 当該製品:あり
当該製品以外:あり

発現の概要及び転帰

都道府県名・国名 国内:滋賀県
発生年月日 2022/07/28
投与から副作用・感染症発現までの時間 3日くらい
効能・効果 適応どおり
用法・用量 用法・用量のとおり
併用薬 不明
副作用・感染症の種類(症状) 元気消失、食欲低下、横臥、四肢振戦、嘔吐、肝酵素値の上昇。
講じた処置 治療(7/28:イーケプラ®(大塚製薬、詳細は不明)、ミダゾラム(詳細不明)
7/30:ラクトリンゲルおよびビタミン剤を皮下点滴(詳細不明))
転帰 回復
同時に投与した他の動物の情報

意見・対応処置等

因果関係 因果関係がないとはいえない
獣医師等の意見 ノミダニ薬の内服は神経伝達物質受容体に作用するとされているため、因果関係があると考えられた。
製造業者等の意見 犬(ウィペット、避妊雌、3歳11か月、13.6kg)にシンパリカ40を投与し、3日後に食欲低下、横臥して四肢の震顫が認められ、抗てんかん薬等で処置後、翌日も元気消失および食欲低下していたものの、更にその翌日にラクトリンゲルおよびビタミン類の点滴を受けることにより回復した事例です。突発性てんかんの基礎疾患があり、これまでにも他社のイソオキサゾリン系駆虫薬を投与後11日目にてんかん発作が認められている。本剤はてんかんの犬には慎重投与とされており、本剤に誘発された可能性は否定できないことから因果関係はないとは言えない。
要因究明・対応措置の内容 今後も同様の副作用情報の収集に努める。