2022/10/19

報告年月日 2022/10/03
報告者区分 製造販売業者

発現の要因

1

医薬品名 ピュアバックス RCP
製造販売業者名

ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社

医薬品区分 生物学的製剤
一般的名称又は主成分
  • 01:猫腎(CRFK)細胞培養弱毒猫ウイルス性鼻気管炎ウイルスF2株(シード)
  • 02:猫腎(CRFK)細胞培養不活化猫カリシウイルスG1株(シード)
  • 03:猫腎(CRFK)細胞培養不活化猫カリシウイルス431株(シード)
  • 04:猫腎(IRC5)細胞培養弱毒猫汎白血球減少症ウイルスPLI IV株(シード)
投与者 獣医師

投与年月日等

No. 投与期間 投与経路 投与量
1 2022/09/01 皮下注射 1ドーズ
投与前の保管状況 冷蔵保存

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 2頭羽/2頭羽
種類
品種 雑種
オス
生殖状態 避妊・去勢済み
生理状態 該当なし
年齢 実測 13年
体重 実測 4.9kg
投与する前の診断名又は投与目的 予防接種(ブースター)
投与したときの健康状態 良好
既往歴 肥大型心筋症、慢性腎臓病
副作用歴 ピュアバックスRCP:元気・食欲消失(2021年8月12日)
医薬品の投与歴 ピュアバックスRCP

発現の概要及び転帰

都道府県名・国名 国内:東京都
発生年月日 2022/09/01
投与から副作用・感染症発現までの時間 2時間くらい
効能・効果 適応どおり
用法・用量 用法・用量のとおり
併用薬 あり:不明
副作用・感染症の種類(症状) 元気・食欲消失(2頭)、肺水腫(1頭)
講じた処置 治療(ステロイド、ソルラクト)
転帰 不明
同時に投与した他の動物の情報 雑種、メス(避妊)、8歳齢、体重3.15kg
本剤を右臀部に投与した後、元気・食欲消失(明確な日時は不明)するが、9月6日に無治療で回復

意見・対応処置等

因果関係 因果関係がないとはいえない
獣医師等の意見 2頭で認められた元気・食欲消失はワクチンの可能性が高い。肺水腫の原因は不明で、ワクチンによる可能性は低いと思う。
製造業者等の意見 使用上の注意に記載しているとおり、本剤投与後、まれに一過性の元気・食欲が減退する可能性はある。一頭は無治療で回復しており、本剤との因果関係はあると考えられる。もう一頭は基礎疾患として肥大型心筋症及び腎臓病を有しており、元気・食欲消失の後、ステロイド投与により一時回復するものの翌日には再び元気消失し、補液を含めた治療が行われ、その後に肺水腫が認められていることから、肺水腫については本剤以外の要因の可能性は否定できないと考える。
要因究明・対応措置の内容 今後も情報収集に努める。