2022/12/26
報告年月日 | 2022/12/12 |
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報告者区分 | 製造販売業者 |
発現の要因
1
医薬品名 | コンベニア注 |
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製造販売業者名 |
ゾエティス・ジャパン株式会社 |
医薬品区分 | 生物学的製剤以外 |
一般的名称又は主成分 |
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投与者 | 獣医師 |
投与年月日等
No. | 投与期間 | 投与経路 | 投与量 |
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1 | 2022/11/26 | 皮下注射 | 8mg/kg |
投与前の保管状況 | 冷蔵保存 |
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発現動物
発現頭羽数/投薬頭羽数 | 1頭羽/1頭羽 |
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種類 | 猫 |
品種 | 雑種 |
性 | オス |
生殖状態 | 避妊・去勢済み |
生理状態 | 該当なし |
年齢 | 推定 3年 |
体重 | 実測 4.8kg |
投与する前の診断名又は投与目的 | 細菌性皮膚感染症の治療 |
投与したときの健康状態 | 不良 |
既往歴 | 不明 |
副作用歴 | 当該製品:なし 当該製品以外:不明 |
医薬品の投与歴 | 当該製品:あり(2022/11/11投与歴あり) 当該製品以外:不明 |
発現の概要及び転帰
都道府県名・国名 | 国内:奈良県 |
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発生年月日 | 2022/11/26 |
投与から副作用・感染症発現までの時間 | 3分未満 |
効能・効果 | 適応どおり |
用法・用量 | 用法・用量のとおり |
併用薬 | なし |
副作用・感染症の種類(症状) | 失禁、興奮状態、虚脱、アナフィラキシーショック、死亡。 |
講じた処置 | 無処置 |
転帰 | 死亡 |
同時に投与した他の動物の情報 |
意見・対応処置等
因果関係 | 因果関係があると考えられる |
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獣医師等の意見 | 投与して早期の反応のため、コンベニアが関与しているものと考える。 因果関係はあると考えられる。 |
製造業者等の意見 | コンべニア注を投与された猫(雑種・約3歳・去勢雄)が、2~3分後、爪切り途中に失禁し、その後キャリーケース内で暴れ、自宅到着時にはぐったりした状態であったため、再来院したものの、その時には既に死亡していた事例である。失禁や興奮状態はアナフィラキシーショックの典型的症状ではないものの、その後死亡したことを考慮すると、ぐったりした状態が虚脱であった可能性は否定できない。当該事例においては投与2~3分後に発現していること、ペニシリン系及びセファロスポリン系薬剤ではまれに過敏症を起こすことが知られていること、当該猫が高齢でなく、細菌性皮膚感染症以外の基礎疾患の記載はなく、併用薬もないこと、以上のことより、本剤投与によるアナフィラキシーショックの可能性が高いと考える。 |
要因究明・対応措置の内容 | 今後も同様の副作用情報の収集に努める。 |