2023/01/10
報告年月日 | 2022/12/19 |
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報告者区分 | 製造販売業者 |
発現の要因
1
医薬品名 | ダンプロン |
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製造販売業者名 |
リケンベッツファーマ株式会社 |
医薬品区分 | 生物学的製剤以外 |
一般的名称又は主成分 |
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投与者 | 獣医師 |
投与年月日等
No. | 投与期間 | 投与経路 | 投与量 |
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1 | 2022/11/29 | 皮下注射 | 0.1 mL/kg |
投与前の保管状況 | 添付文書記載の保存方法 |
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発現動物
発現頭羽数/投薬頭羽数 | 1頭羽/1頭羽 |
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種類 | 猫 |
品種 | 雑種 |
性 | オス |
生殖状態 | 無処置 |
生理状態 | 該当なし |
年齢 | 不明 |
体重 | 実測 1kg |
投与する前の診断名又は投与目的 | くしゃみ、鼻づまり、発熱の症状緩和のため |
投与したときの健康状態 | 不良 |
既往歴 | 不明 |
副作用歴 | 無し |
医薬品の投与歴 |
発現の概要及び転帰
都道府県名・国名 | 国内:神奈川県 |
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発生年月日 | 2022/11/29 |
投与から副作用・感染症発現までの時間 | 5分くらい |
効能・効果 | 適応どおり |
用法・用量 | 用法・用量のとおり |
併用薬 | なし |
副作用・感染症の種類(症状) | 流涎 |
講じた処置 | 無処置 |
転帰 | 不明 |
同時に投与した他の動物の情報 |
意見・対応処置等
因果関係 | 不明 |
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獣医師等の意見 | 因果関係は不明である。 |
製造業者等の意見 | 本剤の有効成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩及び無水カフェインは、毒性試験において流涎が認められている。 ジフェンヒドラミン塩酸塩における毒性試験では、皮膚過敏症、興奮、痙攣、流涎などが認められるが、猫での報告はない。犬でのジフェンヒドラミン塩酸塩による経口最小毒性量(LOAEL)は60 mg/kgであるため、猫での経口LOAELは不確実係数を用いると0.6 mg/kgと推定される。本剤のジフェンヒドラミン塩酸塩としての投与量は0.5 mg/kgのため、今般の症状はジフェンヒドラミン塩酸塩には起因しない可能性が考えられた。 また、無水カフェインの毒性試験では、興奮状態、よだれ、嘔吐、下痢などが認められるが、猫での報告はない。人のLOAELは1.0~2.5 mg/kg/日であるため、猫のLOAELは不確実係数を用いると0.01 ~ 0.025 mg/kgと推定される。本剤の無水カフェインとしての投与量は1.0 mg/kgのため、今般の症状が、無水カフェインに起因する可能性が考えられた。また、成人における無水カフェインの最高血中濃度到達時間(Tmax)は30~120分である(Blanchard and Sawers, 1983)。 今般の流涎症状は投与後数分以内に認められたため、無水カフェインの最高血中濃度に到達している間に、流涎症状が認められた可能性が考えられた。 しかしながら、この原因を明らかにするための検査等を行っておらず、本剤の投与に関係なく症状が認められた可能性も否定できない。したがって、今般の流涎が本剤の投与に起因したものである可能性は考えられる。一方で、本剤投与後に投与部位を舐めたりした場合、本剤の苦みが原因となり流涎した可能性も否定できず、関連性は不明である。 |
要因究明・対応措置の内容 | 今後も同様の症例の収集に努めていくこととする。 |