2023/08/25
| 報告年月日 | 2023/07/13 |
|---|---|
| 報告者区分 | 獣医師等 |
発現の要因
1
| 医薬品名 | 薬用アーススポット猫用 |
|---|---|
| 製造販売業者名 |
アース・ペット株式会社 |
| 医薬品区分 | その他 (殺虫剤) |
| 一般的名称又は主成分 |
|
| 投与者 | 動物の所有者 |
投与年月日等
| No. | 投与期間 | 投与経路 | 投与量 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2023/06/20 | 皮膚投与 | 0.8g |
| 投与前の保管状況 | 室温 |
|---|
発現動物
| 発現頭羽数/投薬頭羽数 | 2頭羽/2頭羽 |
|---|---|
| 種類 | 猫 |
| 品種 | 雑種 |
| 性 | オス |
| 生殖状態 | 無処置 |
| 生理状態 | 該当なし |
| 年齢 | 推定 4月 |
| 体重 | 実測 1.6kg |
| 投与する前の診断名又は投与目的 | ネコノミ寄生が認められ、これの駆除の為 |
| 投与したときの健康状態 | 良好 |
| 既往歴 | なし |
| 副作用歴 | 頻回の嘔吐、元気消失、食欲消失 |
| 医薬品の投与歴 | 特に無し |
発現の概要及び転帰
| 都道府県名・国名 | 国内:鹿児島県 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2023/06/20 |
| 投与から副作用・感染症発現までの時間 | 1時間くらい |
| 効能・効果 | 不明 |
| 用法・用量 | 用法・用量のとおり |
| 併用薬 | なし |
| 副作用・感染症の種類(症状) | 嘔吐、元気消失、食欲消失 |
| 講じた処置 | 治療(猫用のシャンプー(商品名不明)で洗い流した。) |
| 転帰 | 回復 |
| 同時に投与した他の動物の情報 | 副作用の発現時間、症状、転機はほぼ同様であった。 |
意見・対応処置等
| 因果関係 | 因果関係があると考えられる |
|---|---|
| 獣医師等の意見 | ショットオンの経皮吸収による副作用か、グルーミングによって経口摂取した事による副作用かは不明であるが、それまで元気食欲に問題が無かった若齢の猫2頭が同時に同様の症状を呈した事から、当該薬品との因果関係が疑われる。 (参考)獣医師からは「アース・ペット ショットオン」で報告いただきましたが、承認された製品名「薬用アーススポット猫用」で登録いたします。 |
| 製造業者等の意見 | 本件につきまして、副作用情報では、『薬用アーススポット猫用』を2頭の猫に処理していただいたところ、 処理した猫同士がグルーミングし、その後に嘔吐、元気消失、食欲廃絶が見られたとあります。 担当獣医師の先生に確認しましたところ、診療時には、飼い主の方が症状発現猫をシャンプーで体表を洗浄してくださっており、体調も回復していたことから、吐瀉物の確認はできず、症状を聞き取ってくださったようです。 本件につきましては、本剤を処理した猫同士がなめ合うことで体表に付着した本剤が口腔内に入り、口腔内の 違和感から 流涎が発生した可能性が考えられます。 猫は口腔内に違和感がありますと、口腔内から違和感の発生源を排出させようとして粘性の高い白色の涎を大量に出すことがあり、一般の方がこの流涎を見た場合、猫が嘔吐したように感じる方もいらっしゃいます。 本剤につきましては、油状液体であることから、お互いのグルーミングによって本剤を舐め取ったところ、油状成分により口腔内に違和感を覚え、口腔内から排出しようとして流涎を起こした可能性があり、一時的な元気消失、食欲廃絶はその口腔内の違和感に付随するものと推察致します。 本剤につきましては、本件のような事象を回避するため、添付文書の使用上の注意に、『本剤滴下直後には滴下部位を舐めないように注意すること』の記載をすることで注意喚起を行っており、また、本件の症状につきましても既知の事象として、使用上の注意に『本剤を使用して猫によだれ、嘔吐、痒がる、興奮する、皮膚が赤くなる、元気がなくなる、脱毛、その他通常と異なる症状がみられた場合は、速やかに獣医師の診療を受けること。 』と記載させていただいております。 本剤につきましては、ピレスロイド系薬剤のフェノトリンを含有する製剤となっておりますが、本剤の安全性を評価しており 、用法用量に準じてご使用いただきましたら猫に対する安全性に問題はないことを確認しております 。しかしながら、幼猫、老齢猫や罹患猫、他の薬剤を投与されている場合や グルーミングなどによる経口摂取におきましては、異なる影響が見られる可能性も考えられることから、今後も注意喚起に努めていく所存です。 |
| 要因究明・対応措置の内容 |
