2023/08/25

報告年月日 2023/08/10
報告者区分 製造販売業者

発現の要因

1

医薬品名 ライトクリーン
製造販売業者名

千寿製薬株式会社

医薬品区分 生物学的製剤以外
一般的名称又は主成分
  • 01:ピレノキシン
投与者 動物の所有者

投与年月日等

No. 投与期間 投与経路 投与量
1 2022/10/11 点眼 1回投与量:1~2滴、1日投与回数:3回
2 2023/07/10 点眼 1回投与量:1~2滴、1日投与回数:3回
投与前の保管状況 不明

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 1頭羽/1頭羽
種類
品種 ミニチュアシュナウザー
オス
生殖状態 避妊・去勢済み
生理状態 該当なし
年齢 実測 153月
体重 実測 9.5kg
投与する前の診断名又は投与目的 初発白内障
投与したときの健康状態 良好
既往歴 急性膵炎、胆泥症
副作用歴 不明
医薬品の投与歴 不明

発現の概要及び転帰

都道府県名・国名 国内:神奈川県
発生年月日 不明
投与から副作用・感染症発現までの時間 6月くらい
効能・効果 適応どおり
用法・用量 用法・用量のとおり
併用薬 あり:初回投与時:併用薬なし
再投与時:オプティミューン
副作用・感染症の種類(症状) 充血、目やに、ドライアイ、充血(再投与後再発)、目やに(再投与後再発)
 ※報告対象外(新規性「既知」):充血、充血(再投与後再発)
講じた処置 治療(「充血、目やに」初回発現時:ライトクリーンを中止し、抗生剤のクロロマイセチン点眼開始
「ドライアイ」発現時:オプティミューンとオフロキサシン点眼に切り替え。
「充血、目やに」再発時:ライトクリーンを中止。)
転帰 回復
同時に投与した他の動物の情報 なし

意見・対応処置等

因果関係 因果関係があると考えられる
獣医師等の意見 「充血、目やに」初回発現時:目やに、充血ともにライトクリーン投与後に発現し、中止後に改善したため。
「ドライアイ」発現時:1ヵ月経過後のドライアイ発現については確定診断したのが1ヵ月経過後であったためそういった表現となったが、確定診断する前からドライアイの発現の可能性あり。そのため、抗生剤(クロロマイセチン点眼)の効果がなかったと考えている。
「充血、目やに」再発時:ライトクリーン投与後に発現し、中止後に改善したため。
製造業者等の意見 <初回投与発現時:目やに、充血、ドライアイ>
」重篤度:いずれも症状は軽度だが、治療薬を投与し改善まで時間を要したため「中等度」と判定した。
新規性:目やに、ドライアイ・予測できない、充血・予測できる
因果関係:「目やに、充血」獣医師は「関係があると考えられる」と判定しており、判定理由より「関係があると考えられる(明らかに関連あり)」と判断した。
     「ドライアイ」獣医師は「関係があると考えられる」と判定しているが、判定理由より「関係があると考えられる(多分関連あり)」と判断した。

<再投与発現時:目やに、充血>
重篤度:理由の記載はなかったが、獣医師の判定と同様に「中等度」と判定した。
新規性:目やに・予測できない、充血・予測できる
因果関係:獣医師は「関係があると考えられる」と判定しており、判定理由より「関係があると考えられる(明らかに関連あり)」と判断した。
要因究明・対応措置の内容 なし